活発な意見交換がクオリティに繋がる
Q.グッド・フィールを一言で表現すると?
「多くの視点を大事にする会社」だと思っています。例えば、自分が皆と全く違う意見を持っていた場合、その理由・考えを伝えたとしても、周囲と違う意見を言っているという圧がかかるわけではなく、そういう人もいるかって納得してくれて。その点に寛容さと、多くの人に楽しんでもらいたいという、グッド・フィールの作品づくりへの意思を感じますね。自分が出した案に対しても、よりよくするための意見がスタッフから出てくるので、自分も意見を言っていいんだと感じます。それは否定しているのではなく、意見の一つを自由に言える場ということで、気付いたことをすぐに共有できます。スタッフもそれらのやり取りをすることに慣れており、意見交換が当たり前になっているため、すごく話しやすい環境でもあります。忙しい時はピリピリするイメージがあるかと思いますが、その中でもジョークを入れるとか、タスクが急に変わったとしても、それを言う側・受け入れる側も自然に話しています。変更に対して柔軟に切り返していける部分も全体的な雰囲気のよさに繋がっているのかなと。雰囲気が悪くなりそうな場面だからこそ、雰囲気のよさを感じることがありますね。おかげで、アイデアやちょっとした気付きを誰かに相談しやすく、それが結果として作品のクオリティに繋がっているように思えます。「おもしろいものを提供すること」が一番にあるので、気兼ねなく意見を言いやすい会社だと思います。私が図太いだけでなければいいんですけどね(笑)。
プログラムのノウハウを活かしてマップ作成にも挑戦
Q.現在の仕事内容を教えてください。
アクションゲームに登場する敵キャラクターやギミックの動き方や、他ギミック等との関わり方をプログラミングしています。プランナーに要求された動きを実装し、それに合わせてデザイナーが作成したモデルやアニメーションを適用。時には実装中に思いついたアイデアをプランナーに提案しています。アイデアを出すなどの創作的なことよりも、どちらかというとアイデアを受け取って形にすることが多いですが、単に依頼されたことだけを行うわけではありません。例えば、受け取ったものをこの処理速度で、処理落ちしないように作る等です。プランナーはおもしろいものを作ることが大事なので、とんでもないプログラムコストの依頼がくることもあります。これをいかに簡単に作るか、もしくはこちらから提案するか、或いは難しいものをそのまま作る等の工夫をして形にしていきます。やりがいがありますし、プログラマーとしての腕の見せ所ですね!半ば難解なパズルを解いているような気分で上手く解決できた時は快感です。
私はプログラマーですが、マップ制作もさせていただいております。昔にディレクターとの面談で「マップを作りたい」と話したことを覚えてくださっていて、マップ制作の人出が欲しいとなった時に、やってみるか?とお声がかかりました。驚きましたし、やりたいことがあれば、そういう道も開ける可能性があるんだ!ラッキーだなと思いました。実際にマップを作る際は、プログラマーのノウハウを活かして、小物を作ってみるなど自分なりのスタイルで制作しています。
広い視野で作る、けれど表現は細かく
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
全体を把握して制作するようにしています。例えば、敵を作るにしても「自分は一体の敵を作っているのではなく、そのゲームに出てきている敵を作っている」と強く意識しています。敵はギミックだったり、ボスだったり、あるいはUIだったりと状況によって様々ですが、それらは言ってしまえばゲームを構成する部品です。部品単体で見ると立派だけれども全体に上手くマッチしない、ということが起きないようにしています。その上で、他のステージの同じ敵と動きが食い違うとか、違和感があれば必ず共有するようにしています。手触りを変えて、こういうパターンもありますよと提案をしてみるだとか、そういうところは大事にしています。
また、どの職種もプレイする人がいい気分になれることに全力を注いでおり、手触りの向上やストレスの軽減に努めています。仮実装だからといって、中途半端な状態のものを作ると、プレイヤーキャラクターのジャンプがもたついていて手触りが悪いからなのか、ここでジャンプをさせるというネタ自体がよくないのか、おもしろさの判断が難しくなってしまいます。他の職種に迷惑がかかるといっても過言ではない状況が発生しうるので、仮実装であっても、細かく見ていくことが大事だと思います。
「遊び」に込める想い
Q.仕事で嬉しかったエピソードを教えてください。
私が作った敵キャラクターのいるステージをプレイしている方が、裏技を活用して、タイムアタックを縮めている場面を見たことがあります。ディレクターに相談して採用された裏技だったので「よく気づいてくれた!」と思いましたね。作ったものに気づいていただける、喜んでいただけるということが何よりも嬉しいですね。
自分のゲームを持つことが夢!
Q.今後の夢を教えてください。
現在はプログラマーですが、将来的にディレクターとして、自分のゲームを作りたいです。職種を問わず誰でも自由に意見やアイデア出しを行える会社なので、プログラマーでも仕様書に意見を言えます。また実際のディレクターとも気兼ねなく話せるので、ゲーム制作においての様々なことを直接学べる環境もあり、自分に合った会社だなと感じています。いずれは、記憶の片隅にずっと残るようなゲームを自分の手で作りたいですね。
いいモノづくりには息抜きも必要
Q.会社に部活などはありますか?
私は軽運動部とボードゲーム部を兼部しています。部活動は、普段喋る機会がない他職種やチームの方、役職や年齢も異なる方と、仕事とはまた別の関係が作れるという意味ではおもしろい場だと思っています。社会人になると、趣味が合う人を見つけることは難しくなるかと思いますが、それが会社の中で出来るっていうのは助かりました。ちょうどいい息抜きにもなっています。ちなみに、部活動は自由参加で、自ら興味をもって入部された方、自分の時間を大切にする方など様々なので、強制ではありません。