おもしろいことには何でも挑戦できる
私はデザイナーとして主に3D背景を担当しています。世界観を構築するにあたり、大きな役割を担っているポジションだと思います。背景自体がクローズアップされることは多くはないですが、ゲームプレイ中の画面の中で最も広範囲を占める部分です。自分が手塩にかけて作った背景が、ゲーム画面いっぱいに広がっている状態を見ると感動も大きいですね。また、今では背景だけじゃなく、デザインにおいて幅広い業務に携わっています。グッド・フィールは意欲があれば、専門外の部分にも挑戦できる会社なので、現状に留まらず「やりたい!」「おもしろい!」と思ったことには、とにかく積極的に挑戦するようにしています。
絶対にひとりではできないもの
チーム制作の一番の醍醐味は「絶対にひとりではできないもの」が出来上がることだと思っています。ゲーム制作の過程では、様々な部署の方と関わりながら仕事をしていきます。自分にはない個性や能力を持っている方がたくさんいて、未だに驚くことがたくさんあります。実は、入社間もない頃の私は「全部1人で出来たらいいのに」なんて考えていた時期もあったんです。一度自分でプランニングをする機会があったのですが、その時に自分のアイデアで人を動かし、チームを引っ張っていくことがいかに大変かを思い知らされました。「プランナーさんは、いつもこんな大変なことをしていたんだ」と。それからはチームメンバーの仕事を心から信頼し、尊敬できるようになりました。それぞれ全く違った個性や能力を活かしながら一つのものを作るって、本当に魅力的なことですよね。ちょっと変わった人もいますが、本当に面白い仕事ですよ、ゲーム業界って。
後悔を残さないように
背景制作に関しては、ゲームプレイ中の見やすさが非常に重要なので、ライティングやオブジェクトの配置、色調がプレイヤーやキャラクターを際立たせているか、ということを徹底的に意識して制作しています。また、少しでも疑問や改善の余地があると感じたことは、自分から働きかけるようにしています。ほとんどのコンシューマゲームはリリースされてしまえば、こちらから手を加えることが出来ません。だから「絶対に魅力的なところまで持っていく」という気概は誰にも負けないつもりでやっています。少し泥臭いですけどね(笑)。絶対に開発終了後に後悔を残さないように、そしてより良い品質のものをユーザーに届けられるように日々制作と向き合っています。
「分からないことは10回聞け」
入社間もない頃に「分からないことは10回聞け!」と言ってくれた上司の言葉が印象に残っています。本当にこの言葉通り何度でも繰り返し教えてくれて、自分に対して真剣に向き合ってくれていると感じました。また、後輩に対しても同じ気持ちで向き合っています。聞かれたことに対しては後々不安が残らないようにできる限り丁寧に教えるようにしています。知ることをやめたら個人の成長が止まってしまうことはもちろん、チームとの認識や共有事項も徐々にずれてくると思うんです。誰かとやり取りをしている時に、食い違いが発生しないようしっかりヒアリングをする、という点を意識することはチーム制作の現場においてとても大切なことだと感じています。